OCTと同様に、FFT分析結果もパワー和からオールパス値を求められるか。

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分析器

型式

SA-74

可能です。時間領域のエネルギーと周波数領域のエネルギーが等しいという関係(パーセバルの定理(Parseval's theorem))がありますので、全周波数ラインのエネルギーは、該当する時間の全エネルギーと等価です。ただし、一般的にはオーバーオール値を求める場合、DC(0 Hz)成分は含めないことが多いので、FFTの0 Hzラインは除外することが多く、また窓関数によってサイドローブの影響のため、0Hzから数本上の周波数ラインまで除外する場合もあります。分野にも依りますが、OCTでオーバーオール値は一般的ですが、FFTのオーバーオール値は一般的には使われません。また、オールパス(All Pass)というよりも、オーバーオール(Over All)値と呼んだ方が正確です。

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