NL-42A/NL-52A/NL-42/NL-52/NA-28の適合規格に記載がある「ANSI S1.4」はどのような規格か。また、NL-20/21/22/31/32ではこの規格の記載がないのは適合していないからか。
カテゴリー
騒音計
型式NL-62,NL-62A,NL-63,NL-52,NL-52A,NL-42,NL-42A,NA-28,NL-20,NL-21,NL-22,NL-31,NL-32
騒音計の仕様に関する米国の規格です。
IEC 60651およびJIS C 1505に対応する規格ですが、これらはすでに廃止されています。
現在のIECおよびJISの騒音計規格はIEC 61672およびJIS C 1509ですが、ANSI S1.4はこれらに対応していません。
IEC 61672およびJIS 1509が自由音場を前提としているのに対し、ANSI S1.4は拡散音場を前提としているためです。NL-42A/42は拡散音場補正機能を持っているので、ANSI S1.4に適合します。
NL-20/21/22/31/32はANSI S1.4に適合しません。
理由は、拡散音場での測定に対応しないからです。
なお、"ANSI S1.4-1983 Type 2"の"Type 2"というのはClass2に対応するものです。
Class1であるNL-52A/52は、"ANSI S1.4-1983 Type 1"に適合ということになります。