1/3OCTマニュアルモードでストアしたLAをRS-232Cで受信する場合のコマンドは。

カテゴリー

騒音計

型式

NA-27

NA-27では、マニュアルストアモードでストアした瞬時値(Lp、LAなど)を直接取り出すコマンドがありません。
マニュアルストアモードでは、DOD(表示データ取得)やMRD(ストアデータ取得)コマンドを使用すると、演算データ(LeqやLmaxなど)のセットのみが送られてきます。
回避方法として、瞬時値を1アドレス分のリコール演算結果として取り出す方法があります。(1アドレス分のパワー平均をするとそれ自身となります)以下にその方法を示します。
1)リコールモードにする (コマンドRCL 1)
2)マニュアルストアブロックを指定する(コマンドSMD 2)
3)瞬時値表示にする(コマンドOPE 0)
4)リコール演算種類を解除する(コマンドRCC 0)
5)リコールアドレス範囲を1アドレス分で指定する(アドレスnの場合コマンドRCA n n)
6)リコール演算種類で「パワー平均」を指定する(コマンドRCC 1)
7)リコール演算結果を要求する(コマンドRCD ?)
8)4)~7)をアドレス1から30まで繰り返す
注意
・この方法は騒音計モードでは使用できません(リコール演算は1/1、1/3オクターブデータにしか行えないため)
・表示レンジ下限より下のバンドの値は、有効桁数の関係で、リコール演算した結果が元のデータと最大2 dB程度異なることがあります。
 ※なお、この値は元々測定限界以下の値が数字となって出ているもので、実質的な影響はありません。
 ※尚、NA-27のオプションソフトNA-27PW1には、上記手順が組み込まれております。

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