使用事例
完成後の建物の床衝撃音を測定したい 事例2
■B-7-2 重量床衝撃音測定
日本家屋での歩きや小走りなどを想定した音の遮断性能を測定するのが重量床衝撃音測定です。
重量床衝撃音測定(JIS A 1418-2)は、多チャンネル分析処理器SA-02Mを中心としたシステムで行います。
床上でバングマシンまたはインパクトボールを衝撃音源とします。床下にマイクロホンを設置し、マイクロホンはSA-02Mに接続します。コンピュータ上の空気音・床衝撃音遮断性能測定ソフトAS-20PC5でSA-02Mを制御します。
あらかじめAS-20PC5上で暗騒音を測定しておきます。その後AS-20PC5上で測定を開始すると音の発生を待つ状態になり、衝撃源を繰り返し落とすことで、自動で設定した繰り返し回数の測定が行われます。衝撃源の位置を変えて同様の測定を行うと、JIS A 1419-2に準拠した最終的な各種評価値が得られます。
一連の自動測定のほか、特定の回の測定をやり直すこともできます。
対応規格・法令・規準 |
●JIS A 1418-1:2000「建築物の床衝撃音遮断性能の測定方法—第1部:標準軽量衝撃源による方法」 |
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