SA-A1使用事例

FFT分析と同時波形収録
多機能計測システムSA-A1のFFT分析プログラムSX-A1FTを使用すると、音・振動をはじめ、様々な電圧信号の波形をFFT分析すると同時にWAVEファイルとして記録できます。
WAVEファイルは、FFT分析プログラムSX-A1FTで再分析できます。また、コンピュータ上の波形処理ソフトウェアAS-70で展開すると、詳細な分析処理が可能であり、音圧レベル、振動レベル処理、およびFFT分析、オクターブバンド分析などが可能です。
FFT分析結果はSA-A1の本体にて表示が可能です。
また、無線ドックSA-A1WDを使用することで、マイクロホンや加速度ピックアップの信号はSA-A1本体に無線伝送されますので、延長ケーブルの敷設が不要となります。
システム図
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機器構成

品名 型式
多機能計測システム(2チャンネル/4チャンネルFFTパッケージ) SA-A1FTB2/SA-A1FTB4
無線ドック SA-A1WD
2チャンネル/4チャンネルアンプ SA-A1B2/B4
SDカード(512 MB/2 GB/32 GB) MC-51SD1/20SD2/32SP3
騒音計、振動レベル計、マイクロホン、加速度ピックアップなど
波形処理ソフトウェア(コンピュータで分析する場合のみ必要) AS-70
コンピュータ(コンピュータで分析する場合のみ必要)
【FFT分析と同時波形収録時の制限】
● プログラムバージョンVer.2.1以降で使用可能
● 分析点数8192以下(8192、4 096、2 048、1024、512、256)で可能
● 平均回数1024以下が収録時間の制限となる
  例:周波数レンジ20 kHz、分析点数8192の場合、最大の収録時間は163.84 秒
  (計算式=1/(周波数レンジ×2.56)×分析点数×平均回数=1/(20 000×2.56)×8192×1024=163.84)
● SDカードはSA-A1本体およびアンプ(SA-A1FTB2/SA-A1FTB4)それぞれに必要
  SA-A1本体にアンプがドッキングされた状態で使用する場合でも、計2枚のSDカードが必要
● 回転入力からの信号は収録できません
測定画面例
SX-A1FTによるFFT分析・波形収録 画面例
SX-A1FTによる波形分析 画面例
AS-70による波形分析 画面例

使用事例

  • 機械設備の振動測定、FFT分析
  • 機械設備の音圧測定、FFT分析
  • 機械設備の精密診断
  • 加速時の自動車騒音・振動のFFT分析と回転数の同時測定