多機能計測システムSA-A1に圧電式加速度ピックアップを接続すると、振動の測定ができます。 入力は最大4チャンネルであるため、3方向（水平2方向、鉛直1方向）同時測定や複数箇所の同時測定・分析が簡単に行えます。また、B5サイズ、軽量（約1.2kg）、バッテリ駆動でハンドリングが良いため、現場での振動測定・分析に最適です。下図は、回転機械の振動の測定・FFT分析を行っているイメージです。
水平方向（H方向）、軸方向（A方向）を各1箇所、垂直方向（V方向）を2箇所、同時分析しています。圧電式加速度ピックアップは多種のラインナップがありますので、小型・軽量、高温度対応、高感度・大出力、3方向同時出力など、目的に合わせて選定することが可能です。 SA-A1はセンサ駆動電源（CCLD）を装備するため、アンプ内蔵型のピックアップであれば直接接続して駆動できます。また、電荷出力型のピックアップは、チャージコンバータVP-40を介して駆動します。当社製振動計・チャージアンプは加速度以外に速度、変位の測定機能を装備するため、その交流信号出力をSA-A1に接続すると、加速度、速度、変位の分析ができます。また、波形収録機能を使用すると、収録された波形から更に詳細なFFT分析ができるため、定常振動のみでなく変動振動の分析にも使用できます。